参加大学紹介

京都大学

まちや+こあ

ZEHコアによる町家・コミュニティ
再生モデルの提案

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プロジェクト概要

伝統的な町家にZEH化したコアを挿入することで、その空間構成や装いの魅力を保ちつつ各種性能を向上させるとともに、生活文化の継承や地域コミュニティの再生にも貢献する持続可能な住まい方のモデルを提案する。

こだわりポイント

京都大学のプロジェクトは「まちや+こあ―ZEH コアによる町家・コミュニティ再生モデルの提案―」です。
伝統工法で建てられた京町家を、ZEHの要件を満たす〈ZEHコア〉を部分的に挿入することで改修します。改修後の京町家は、地域が運営するコミュニティ・ハウスとなります。アクティブな単身高齢者が〈ZEHコア〉を中心に居住しながら、その管理人となるという設定です。〈ZEHコア〉の外側は、地域に開いた交流活動の場として活用されます。住環境や安全性の改善など建物単体でのメリットと共に、伝統文化の継承や地域コミュニティの再生に貢献するという価値をも創出します。町家の規模によって、様々なライフスタイルに対応可能となる改修方法です。
また、町家の意匠は保ちつつ、高気密高断熱化、創エネルギーを実践しています。伝統的な京町家で行われてきたように、建具の開閉によって風を通したい場所に効果的に風を取り入れることができるようにもなっています。京都大学理学研究科による基礎研究の成果を実用化した断熱材「エアロゲル」を用いて、産学連携を図っています。