参加大学紹介

首都大学東京

ZEH Village

アジア蒸暑気候下の町屋

大学のプロジェクトサイト

プロジェクト概要

沖縄や東南アジアといった地域を対象とした、通風・日射遮蔽などを考慮した蒸暑地型の住宅モデルです。密度の高い都市型居住を可能とする、気候風土に即した現代版テラスハウスの提案です。

こだわりポイント

「ZEH village」は、沖縄や東南アジア等の蒸暑地域を対象とした、通風・日射遮蔽などを考慮したテラスハウス形式の住宅モデルです。
これらの地域で建設されるテラスハウスには、間口が狭く奥行きが深く通風が確保されにくい、将来的な生活の変化への対応が困難である、といった課題があります。そこで私たちは、気候風土に即した現代版テラスハウスを提案します。
活動を適度に見せていく半屋外の「ミセテラス」、屋外を中に引き込む「ドマ」によって、内外を緩やかに繋げます。屋根には、下から上への空気の流れをつくり出す通風塔を設け、それらが建ち並ぶことで集落としての風景を形作ります。戸境壁に設備配管を集約し、熱源機器を共有し、メンテナンススペースの確保、災害時対応やエネルギーシェアを行います。将来的に2住戸を連結することも容易です。前後の庭では保水タイルなどを用い、近隣と協力して冷気溜まりを作っていきます。
みんなで環境を創り出し、コミュニティを育んでいくテラスハウスです。