参加大学紹介

武庫川女子大学大学院

キセカエハウス

伝統的住環境技術を用いた対話のしつらえ

大学のプロジェクトサイト

プロジェクト概要

伝統的住環境技術を用いてしつらえが変化する住まいを提案します。私たちが季節によって服を着替えるように住宅の建具をキセカエて、自然とともに住まい、家族や地域との対話が生まれる住空間をめざします。

こだわりポイント

キセカエハウスでは、住まい手が住宅に働きかける、つまり住まいの「キセカエ」を可能とすることで、省エネルギーかつ健康で快適な住空間を実現します。
住宅には、安定した室内環境をつくる熱容量の大きな「クラ(蔵)」と、トップライトからの日射エネルギーをふんだんに取り入れられる開放的な「エン(縁)」の2つの空間があり、住まい手は季節や天候といった自然環境と対話し、その変化に合わせて可動する断熱建具や、間仕切り、ルーバーなどのしつらえを柔軟に「キセカエ」し、室内環境を調整します。
さらに、家族のライフスタイルの変化に応じて建具を「キセカエ」ることにより、「クラ」や「エン」の利用範囲や用途を変えながら、地域やコミュニティとのつながりを構築します。
キセカエハウスは、伝統的な住環境技術を現代の住宅にも合うようにアレンジを加えながら取り入れることで、住まい手に省エネ行動を促しつつ、自然とともに生活する心地よさが感じられる住宅をめざします。